地球に似た四季のある赤い惑星「火星」

火星が赤いのはご存知ですね!

この赤い惑星には、驚きの事実が隠されていました。

もしかすると生物がいるのかも…?みていきましょう!

 

・火星ってどんな惑星?

 

まずは火星の基本情報をみてみましょう。

 

太陽からの距離は平均2億2794万km、大きさは赤道半径3396kmです。

質量は、地球に対して0.1074倍となります。

 

火星は地球のひとつ外側を公転している惑星ですね。

地球の約半分の直径、10分の1の質量。

火星も地球と同じように、自転軸が25度ほど傾いています

そのため、四季の変化が見られるのです。

このあたりは地球に似ていますね。

 

火星は火の字を使うので赤いというイメージがありますよね。

地球から見ると、イメージ通り火星は赤く見えます。でもそれは火の赤ではありませんよ!

酸化鉄(赤さび)を多く含む岩石が表面を覆っているからなのです。

 

そして、その表面はクレーターや渓谷、火山、水が流れた形跡も。

火星全体を覆ってしまうほどの砂嵐だって起きるのです!

 

火星には2つの衛星(フォボス・ダイモス)があります。

どちらも1877年に発見され、ギリシャ神話の神々の名がつけられました。

 

・山や谷が太陽系最大級

さきほど火山があるとお話しましたが、太陽系最大級の火山であるオリンポス山が火星にあるのです。

数千年前頃まで活動していたと思われる火山。

高さは富士山の7倍27km、裾野は直径約600kmと巨大な火山なのです。

 

まだあります、太陽系最大級!

赤道付近のマリネリス渓谷は、全長約4000kmで深いところは10kmもあるのです。

 

ちなみに、驚くべきことがわかっています。

それは、以前は火星に大量の水があったことです。

 

なぜそんなことがわかったのかというと、水が流れて浸食したような跡があったから。

でも今は表面に水があることは確認されていません。

その水はどこへいってしまったのか・・・

 

しかし最近の火星表面の写真から、地下水が染み出て表面を流れたような跡を発見!

地下で氷結している水があることがほぼ確実になっています。

 

・薄い大気と冷たい内部!火星の1日とは

 

火星には薄い大気があります。

主成分は二酸化炭素、大気圧6〜9HPa(ヘクトパスカル)なのでとても薄いのです。

最初にお話した、砂嵐はこの大気のせい。

台風も竜巻も起きます!

冬には霜が発生、氷の塊も発見されました。

 

そしてこの大気から、メタンが観測されています。メタンは火山ガスです。

これは今でも火山活動が行われているか、もしくは生命反応が起きているか、という可能性があるのではといわれています。

火星人はいるのかも?しれませんね。夢が膨らみます。

 

でも、火星の内部はとても冷たい!液体核はなく、ケイ酸塩の地殻・その下のマントルは酸化鉄が豊富にあるので表面が赤く見えます。

核も鉄とニッケル合金、酸化鉄からできているといわれています。

 

火星の1日は地球とほとんど同じ24時間37分、1年は687日です。

2018年7月31日に起きた火星大接近。1年が地球の倍ほどあるので2年2カ月程度で地球と近くなる時期があります。

かといって近づくときがいつも同じ距離ではなく、いつも違うのですが2018年は非常に近くなりました。

次に大接近するのは2035年となっています。

 

・日本が打ち上げた「のぞみ」

1998年、日本初の惑星探査機「のぞみ」は火星探査機として打ち上げられました。

太陽パネルやプラズマ波動観測機など14種類の観測機を積んでの打ち上げです。

「のぞみ」の目的は、火星の大気と太陽風のそれぞれの働きによって起こる現象や及ぼす影響を調べたり、火星にある磁場を調べるものでした。

ほかにも、火星にある衛星フォボス・ダイモスを調べる役割も。

 

しかし、火星に行く途中にトラブルが発生!

軌道を変えて当初の予定より遅れてなんとかたどり着いたものの、制御エンジンが不具合+太陽風が直撃し回線がショート。

火星を周る軌道に入ることができず、今現在は目的がなく太陽を中心とした軌道を周り続けています。

 

頑張った分、少し悲しいですね。

 

・火星をみつけよう!

2018年の今年は、火星大接近の年でした。一番近付いたのは7月31日ですが、その後も確認することができます。

秋・冬は宵の南の空に赤く光る火星をみることができるでしょう。

 

ただ、一番接近していた時期よりどんどん暗くなっていきます。

木星よりも明るかった火星ですが、秋になると木星より暗くなります。

それでも土星よりは明るいので、まだ肉眼でみることは可能です。

 

気温も低くなってくる時期ですので、空気が澄んで暗くても見えるでしょう。

 

2018年10月15日には、火星と木星、土星が月と接近します。

これは日の入り後にみられる現象です。

木星と月は早めに沈んでしまうので、星々の共演をみるなら日の入り後すぐに観察しましょう。

 

さそり座の赤い星アンタレスも空で輝いていますので、とても華やかな空になります。

ぜひ空を見上げてみて下さい。



いかがでしたか?

2018年は火星が大接近したこともあり、火星の話はテレビでも観たという方も多いのでは?

知らないうちに星たちが天体ショーを行っています。

ときには夜空を見上げて、ゆっくりしてみてはいかがでしょう。

太陽系唯一ある惑星「地球」

 

私たちが住むこの地球のこと、知っていますか?

何気なく住んでいる地球ですが、驚くべきこともたくさんあるのです。

地球の不思議に迫ってみましょう。

 

・地球ってどんな惑星?

まずは、地球の基本情報をみてみましょう。

太陽からの平均距離は1億4960万km、大きさは赤道半径6378kmです。

重さは質量といわれますが、およそ60垓(がい)トン。あまり聞き覚えのない単位ですね。

兆(ちょう)⇒京(けい)⇒垓(がい)なので、ものすごく重いということはわかります。

 

太陽系の中で、太陽から3番目の位置にいます。

太陽系で唯一表面に水がある惑星でもありますね。

そして、生物がいる惑星でもあります。

 

太陽からほどよい位置にいるため、液体として水を保つことができるのです。

 

地球の表面7割は海です。液体として保っている水のほとんどは海にあるので、このため生物が住みやすい環境が出来上がっています。

太陽系は8つの惑星・160以上の衛星がありますが、生物が確認されているのは地球だけなのです。

 

 

・どうして地球には四季があるの?

 

地球には四季がある国がありますね。私たちが住んでいる日本には四季があります。

春は温かく、夏は暑い、秋は涼しく、冬は寒い、よく考えればとても不思議です。

 

それはなぜかというと、地球は太陽の周りを公転するのに1年かかります。

そして、自転軸が約23.4度傾いた状態で公転します。これにより、季節の変化が起きるのです。

 

日本が夏のとき太陽は北半球側から光をあてます。

このとき光の量が多くなるので北半球は暑くなり、光の量が少ない南半球は寒くなるのです。

その反対に、日本が冬のとき太陽は南半球から光をあてるので、北半球は光の量が少なくなるので寒くなり、南半球は光の量が多くなるので暑くなります。

 

日本にある春や秋は、その中間です。そのため、過ごしやすい季節になるのですね。

                                                                                                                                                                                                   

               

 

・大気と水

地球には大気があります。

地球を取り巻いている大気は厚さは約500km、全体の78%が窒素で21%が酸素、アルゴン(大気中にある3番目に多い気体)や二酸化炭素によって酸素がほかの惑星よりも多いのが特徴です。

この大気のおかけで、太陽からの紫外線やX線などの有害なものを通さずにいることができます。

そのほか地球の熱を宇宙に逃がすこともありません。

 

そしてこの大気、まだまだ活躍しています。

この大気の中にある水蒸気は雨・雪になります。水になり海になるのです。

大気と水、この2つが適度な温度を保って地球は生物が住みやすい環境を作っているのですね。

 

ちなみに、地球が青く見えるのは空と海が青いからなのですが、それはこの大気に関係しています。

大気は光を拡散させる働きがあるため、太陽光が地球に届いたときには青色の光が強調されて見えるのです。

大気の成分で変わるため、地球と違う成分の大気を持った惑星の空は別の色をしており、赤い空の惑星もあります。

 

・濃い密度1位

 

「密度」という項目から見ると、太陽系の惑星内で最も密度が高い惑星は地球となります。

水の5.5倍、鉄の0.7倍です。

 

地球は、中心から核(固体の鉄やニッケル合金)→外核(液体の鉄やニッケル合金)→マントル(ケイ酸塩)→地殻(ケイ酸塩)という構造です。

場所によって地殻の厚みが異なっていますが、大陸だと平均約50km、海洋で平均約5km。

 

地球の90%は鉄・マグネシウム・酸素・珪素といった高い密度の元素からできています。

そのため、濃い密度1位は地球なのです。

なぜそうなったのかというと、太陽が誕生した際、太陽風で密度の小さい元素(水素やヘリウム)は外へ吹き飛ばされて、密度の大きい元素だけが残ったためといわれています。

 

では、地球よりも大きな木星や土星はどうなのかというと、実は密度は小さいのです。それは水素やヘリウムからできているガス惑星だから。

中でも土星は水より軽いので、巨大プールに入れたら浮いてしまうほど!

驚きですよね!

 

・ほんと?!地球の不思議

地球には、まだまだ不思議なことがたくさんあります。

 

地球の1日は24時間となっていますよね。でも実は、24時間もないのです。

正確には23時間56分4秒となります。ご存知でしたか?

それに加え、月が地球から遠ざかっていることもあり1日の時間が少しずつ短くなっていくといわれています。                                                                                                                                                                                                                                                             

 

そして地球と惑星がぶつかって地球の破片が集まり月ができたというお話。

詳しくは「謎だらけ?!美しい月に秘められた真実」に記載されています。

 

地球はまだまだ人類未踏の地があり、その場所の生態系などもわかっていません。

それに地球の大半を占めている海にいる生き物も全体の約10%しか把握されてはいないのです。

 

宇宙よりも海など深海の生物の方が謎が多いとまでいわれているのです。

 

地球にはわかっていないことや不思議なことがたくさんあるのですね。



いかがでしたか?

知らないことや驚くべきことがありますよね!

これから科学の進歩によって解明されていくであろう地球の不思議。

楽しみながら待ちましょう。今以上に驚くような結果になるかもしれませんね。

地球に一番似ている惑星「金星」

地球に一番似ているといわれている金星。

夕暮れや日の出に明るく輝いて見える金星は、一番星と言われますよね。

 

一番星が地球に似ている?!どこがどう似ているのか、みてみましょう。

 

・金星ってどんな惑星?

 

まず、金星の基本情報を知りましょう。

 

太陽からの平均距離は1億820万km、水星の次に太陽に近い惑星ですね。

そして、地球に一番近づく惑星です。地球から金星までは4140万km。

大きさは赤道半径6052kmなので地球の0.95倍。地球に対しての質量は0.815倍です。

 

数字を見ると、大きさ・重さ共に地球とあまり差がないことがわかります。

しかし、これだけでよく似ているといわれているわけではありません。

内部構造も地球とほぼ同じだと考えられていることも深く関わっています。

 

地表から約30kmの深さまでケイ酸塩からできている地殻があります。

その下にはケイ酸塩からできているマントル、中心部は金属の鉄やニッケルからできている核があります。

 

この構造からみても、地球と同じような構造のため金星は地球に似ているといわれているのですね。

 

・金星は雲に覆われている

 

金星には、ほぼ二酸化炭素からできている分厚い大気があります。

二酸化炭素には強い保温効果があるので、金星の表面温度は昼・夜共に摂氏470度!

これは、太陽に一番近い水星よりも高い温度です。

 

これだけ温度が高いのですが、太陽から直接地表に届いている温度ではありません。

どういうことなのでしょう?

 

実は、金星の大気中には硫酸の粒でできた雲がものすごい厚さで広がっています。その雲が太陽の光を遮っているのです。

そしてこの雲、硫酸の雨を降らせます。しかし、地表が高温なので地表に到達する前に蒸発してしまいます。

 

では、表面はどうなっているのでしょう?

実は、火山によって作られた地形が多いことが判明しています。隕石からなるクレーターもありますが、3km以下のものはないのが特徴です。

それは分厚い大気があり表面に届かないから。

5億年以上前のクレーターも見つかっていません。このことから、大きな火山活動によりクレーターが埋められた可能性があるからです。

ということは、5億年前に大きな火山活動があったと考えられます。

金星は溶岩で作られた地形が多いため、地球や火星に比べて平坦な惑星といえます。

 

・なぜその方向に?!金星の1日と満ち欠け

 

金星の公転周期は約225日で、自転周期は約243日です。

自転の方が長いので、1年よりも1日の方が長い特徴があります。

そのうえ、自転方向がほかの惑星と反対向きとなっているので、太陽は西から昇って東に沈んでいく不思議な惑星です。

ただ、金星からは分厚い雲の影響で太陽は見えません。金星がなぜ、この自転なのかはまだわかっていないのが残念です。

 

地球からみて、太陽の近くに金星があります。そのため、夕方・明け方の空に見え、夜中は見ることができません。

「宵の明星」・「明けの明星」と呼ばれるのは、聞いたことがある方も多いのでは?

空に見える一番最初の星「一番星」は、金星のことなのです。

 

金星は月のように満ち欠けをします。それは地球のすぐ内側を回っているので、金星と地球の間が遠いときと近いときでは、金星の見える大きさが変化するのです。

最も太陽から離れると、半月形に見えるときもあります。

月の様に満ち欠けをするなんて、不思議な惑星ですね。

 

・「あかつき」は日本の金星探査機

 

日本初の金星探査機「あかつき」は2010年5月に打ち上げられました。

H-IIAロケット17号機によって打ち上げられ、順調に飛行。しかし、2010年12月17日軌道制御用の主エンジンが故障、失敗に終わりました。

その後2015年12月7日に、金星の周回軌道へ入れることに成功。2016年4月から定常観測を行っています。

 

「あかつき」の役割は、金星全体の気象現象や地表、宇宙空間に出る大気観測など。

大きな疑問のひとつに金星表面に吹き荒れる暴風「スーパーローテーション」があります。秒速100mの風は100時間ほどで金星を1周してしまうほど。

自転の周期が遅いのに対し、なぜこのような強風が吹いているのかが分かっていないため「あかつき」は解明できるよう期待されているのです。

 

・金星をみつけよう!

 

 

金星は、さきほどお話したように夕方と明け方に見ることができます。

夕方なら西、明け方なら東の空です。

太陽系で地球よりも内側の軌道を公転するので内惑星といい、太陽近くの空に見えるのが特徴となります。

そのため、真夜中には見えない惑星です。

 

夕方や明け方に太陽の方向を見てみましょう。とても明るく光っている星があるはずです。

金星が一番明るく光るときは、マイナス4等級にもなります。

※等級とは天体の明るさを表すものです。数字が小さい方が明るいのですが、0等級よりも明るい天体はマイナスを用います。

 ちなみに太陽はマイナス26.7等級。

 

一番星といわれているくらい早く光る星なので、きっとわかるはずです。

単なる星と思っていたものが金星だと知ると、なんだかワクワクしますね!



いかがでしたか?

とても不思議な惑星の金星ですが、地球に一番似ているとは驚きですよね。

一番星と呼ばれる金星を見つけてみましょう。

きっと、「1日の終わりのご褒美に」・「これから始まる1日を頑張るための元気の源」になってくれるはずです!

一番小さく重い惑星「水星」

水星は太陽に一番近い惑星とはわかっているけれど、実際どういう惑星なのかはわからないという方が多いのでは?

太陽系で一番最初に出てくる水星についてみてみましょう。

・水星ってどんな惑星?

 

まず、水星の基本情報から見ていきましょう。

 

水星は、太陽系で最も太陽に近い惑星ですね。

太陽からの距離は平均5791万km、大きさは直径4879kmです。地球の約5分の2の大きさ、18分の1の重さとなっています。

 

なぜこんなに小さいのに重いのか、それは直径3分の2から4分の3の巨大な核があると考えられているからです。

でもこの巨大な核、固体だと思いますよね。小さな惑星だからこそ、急速に冷えていくので中は固体であると考えられていました。

 

しかし、月や惑星の探査機「マリナー10号」が水星固有の磁場を発見したため、地球と同じように内部は溶けているのでは?となり液体の核を持っている可能性が高くなったのです。

水星の構造は、鉄やニッケル合金でできた大きな核、外側にケイ酸塩のマントル、そして一番外側にはケイ酸塩の地殻があります。

鉄やニッケルの核が大きいからとても重いのですね。

 

これだけ小さな惑星なのに、何故核が溶けた状態で存在できるのかは大きな謎となっています。

 

・水星クレーター

 

水星の表面は、どうなっていると思いますか?

 

太陽の近くにある水星は、日没直後と日の出の直前の短い時間しか見ることができません。

短時間しか確認できないので、観測することが困難でした。そのため、詳しいことは分かっていなかったのです。

 

ここで登場するのが、さきほどの「マリナー10号」。初めて水星の表面を観測することに成功したのです。

すると月のように、無数のクレーターで覆われていることが判明!

一番大きなクレーターは直径1300km、水星の直径4分の1以上!これは、「カロリス盆地」と呼ばれています。

ほかにも、しわのような地形は高さ2kmを超える断崖「リンクル・リッジ」。

水星が作られたとき、とても熱かった核が冷えて収縮する際に縮んで作られたのではないかといわれています。

 

とても不思議な惑星ですよね。

 

・水星の1日と1年

 

では、水星の1日はどうなっているのでしょう。

太陽のまわりを1周するのにかかる日数は、88日です。ということは、水星の1年は88日なのですね。

ちなみに、1自転は59日かかるので水星の1日を夜明けから次の夜明けまでと考えた場合、地球の176日分もかかることがわかりました!

 

この結果、水星の1年よりも1日の方が長くなる、ということが判明。

1日が1年の2倍とはなんとも不思議なものですね。

 

水星で日が当たる面はどうなっているのかというと、地球から見える月と同じように、同じ面を太陽に向けていると考えられていましたが、水星は太陽を2周する間3回自転していました。

なぜ同じ面を向けていると考えられていたかは、観測に関わっています。

 

地球で水星を観測できるのはごくわずかな時間です。

日没直後と日の出直前、この観測したときはいつも同じ面を向けていたからなのです。

でも本当は違ったのですね。

                                                                                                                                                                                                                                           

 

・こんなに違うの?!昼と夜の温度

 

昼と夜の温度差が激しい惑星は多いですよね。そのため、人間が住むには無理のある気候となってしまいます。

 

太陽に一番近い水星は、光や熱の影響を非常に強く受けています。

それはなんと地球の7倍!

 

昼は表面温度が摂氏400度!太陽にもっとも近いだけのことはあります。

反対に太陽の方を向いていない面は摂氏マイナス160度まで下がります。

これは大気がほとんどないことに加え、ゆっくりとした自転なので、太陽に当たっていない面は熱を奪われてしまうからなのです。

(ちなみに、摂氏マイナス160度とは長い夜が明ける直前の温度となります。)

 

太陽から一番近い惑星なので暑いであろうと思われますが、大気や自転の関係でここまで冷えてしまうのですね。

大変過酷な環境です。

 

・水星をみつけよう!

 

水星は、地球から見るには太陽が沈んだ直後と太陽が昇る直前にしか見えないとお話しましたね。

太陽に近い惑星ですから、日が沈む西と日が昇る東に見ることができます。

しかし見える位置はとても低い位置です。そして少し明るい時間帯にしか見ることができないので探すのはとても大変。

 

これだけ見つけにくい水星ですが、一番見える時期があります。

それは太陽から一番離れた時期、この時期が一番見えるのです。

この時期を「東方最大離角」・「西方最大離角」と呼びます。地球からみて、内惑星が太陽の東側・西側にある時期のことをいいます。

 

「東方最大離角」の時期は日の入りの西の空、「西方最大離角」の時期は日の出前の東の空でよく見えることになるのです。                                                                                                                                                                         

水星を見つけるには、まず金星を見つけましょう。

金星はとても明るい星なので見つけやすいです。金星の付近にそこまで明るくないですが光っている星があれば、それが水星です。

日没の40分後、日の出の40分前に数分間というとても短い時間ですが、見ることができるのでチャレンジしてみてはいかがでしょう?

 

※2018年は12月7日頃〜12月24日頃の期間、日の出直前の南東の空に水星をみることができます。

 



いかがでしたか?

小さいのに重い惑星といわれている水星。

地球から見るにもわずかな時間しか見られないので、あまりなじみがなかったのかもしれません。

2018年は冬の明け方にみることができそうなので、早起きして温かい服装でみることができるといいですね!

 

 

 

 

謎だらけ?!美しい月に秘められた真実

夜空に浮かぶ美しい月、いつも何気なく見ている月ですが、月っていったい何なのかと疑問に思ったことはありませんか?

夜になれば現れ、いつも違う表情をみせる月の謎に迫ってみましょう。

 

・月は地球の衛星

 

衛星とは、惑星・準惑星・小惑星の周りを公転する天体のことをいいます。

人工的につくられたものではなく、自然にできた天然の天体です。

 

月は地球の周りを回っているので地球の衛星となります。

地球の約4分の1の大きさ、81分の1の重さです。

天の川銀河にある太陽系の衛星の中で5番目に大きい月ですが、これほど大きな衛星を持った惑星は地球のみです。

そして、人類が地球以外で降り立ったことのある唯一の天体が月なのです。

 

地球から月までの距離が約38万km、これは地球の赤道のまわりを9周半ほどした距離なのでだいぶ遠く、すぐに行ける距離ではありません。

 

誰もが月に行ける日はだいぶ先といえますね。

 

ちなみに、銀河系の惑星の輪などの氷や岩石の小天体は衛星とは呼びませんので注意しましょう。

 

・謎多き変わった天体、月

 

地球のたったひとつの衛星である月ですが、かなり変わった特徴を持っています。

それは、ほかの衛星にはみられない特徴です。

 

その特徴とは、質量比が大きいところ。

月の質量は地球の約100分の1、惑星の質量に対してこれほど大きな質量を持っている衛星は月以外はありません。

でも、なぜ小さな地球がこれだけ大きな質量を持った衛星をもつことができたのかは謎のままです。

 

例外として、準惑星の冥王星と冥王星の衛星カロン。

これは、カロンの質量が衛星に対してあまりにも大きく、共通重心が宇宙空間にあるので二重天体のように考えられています。

 

月の中心には核があって、その周りにマントル、表面は地殻という構造。

この地殻ですが、地球側が薄くなっていて重心が地球側に偏っています。

なぜかこの状態で安定しているのです。

 

月は謎が多く、ほかの衛星とは違うちょっと変わった天体だということがわかりますね。

 

・月の起源はさまざま

 

この銀河系でどのように月が生まれたのかを調べてみると、さまざまな説があることがわかりました。

それは、大きく4つの説に分けられます。

 

◎親子説

地球が誕生とき、現在よりも地球の自転は高速でした。

そのため、地球が誕生したすぐあと遠心力で原始地球の一部が離れてつくられたという説です。

ですので、地球と月は親子ではないかといわれています。

 

◎兄弟説

星は、ガスや塵(ちり)で作られた円盤に囲まれています。

その中で、塵が集まり地球と一緒に月もつくられたという説です。

地球と同じ塵から作られたので兄弟ではないかといわれています。

 

◎他人説

地球ができたあと、近くを通った小天体が重力のある地球に捕まり、月になったという説です。

地球とは繋がりがない他人なのではといわれています。

 

◎ジャイアント・インパクト説

巨大な衝突が起きたのではないかということです。

原始地球に小天体が衝突。

衝突の影響で地球や小天体の破片が散らばり、それらが集まって月がつくられたという説です。

 

現在では、4番目にあげたジャイアント・インパクト説が有力ではないかといわれています。

 

・何に見える?月の模様と満ち欠け

 

月をよく見ると、不思議な模様が見えますよね。月の表面にはクレーターと呼ばれるでこぼこした部分があります。

その部分は高地で、白のように見えます。反対に黒のように見える部分は平野で、海と呼ばれています。

 

この模様は、日本ではよくお餅をつくうさぎと例えられますよね。

外国では、ロバや本を読む女性、髪の長い女性などといわれています。

不思議な模様は、国によって違いがありおもしろいですね。

 

ほかにも不思議に思うのが、月の満ち欠け。

満月になったり、三日月になったり太陽のように毎日同じ形をしているわけではありません。

それは、太陽に関係しています。

 

地球と月の自転と公転が同じタイミングなので、常に月は同じ面を地球に向けています。

月は約30日かけて地球を1周しますが、その期間太陽の光があたる場所がいつも変わるため、満ちたり欠けたりしているように見えるのです。

 

昔は月の満ち欠けで暦をよむ太陽暦がありました。現在では旧暦といわれています。

・「かぐや」の存在

 

2007年9月、日本は本格的に月探査機を打ち上げました。

その名は「かぐや」。

全長4.8m、重量3tで先端部に「おきな」「おうな」という「かぐや」と同じ形の子衛星2機を搭載。

月の上空で順番に切り離されました。

そのほか、ハイビジョンカメラなどを含んだ14種類の観測装置をつみ、月の綺麗な映像はもちろん、科学的データを複数送ってきました。

アポロで見ることができなかった、南極や北極、月を全体的に観察することに成功したのです。

 

約1年半、月の周りを回り「かぐや」は調査を終了。

2009年6月、月面の所定位置に落下させることに成功しました。

 

月面落下させた理由は「かぐや」に倍以上の燃料を積まなければいけないことや、ミッションに影響が大きく出てしまうことを考えて行ったと公表されています。

 

「かぐや」の存在は、人類にとって大きなものだったのですね。



いかがでしたか?

いつも見ている月ですが、未だに謎に包まれている部分もあります。

これから技術が進化してさらに分かってくることがたくさんあることを期待しています。

 

いつか月に行ける日を楽しみに♪