冬に見える星座をみつけよう!

冬は日が短いので夜が長いですよね。星空を早い時間から見ることができる季節でもあります。

空気も澄んでいるので、今まで見えなかった星座も見ることができます。

冬の空には、どんな星座が見えるのでしょう?

 

※11月の午前2時頃、12月の午前0時頃、1月の22時頃、2月の20時頃に見える星座です。

 

・星空が綺麗な冬の大三角と冬のダイヤモンド

 

冬にも、代表となる大三角があります。

オリオン座のベテルギウス・おおいぬ座のシリウス・こいぬ座のプロキオン、この3つの星を

結んでできる大きな三角形を「冬の大三角」と呼びます。

 

どの星も1等星なので、明るく輝いています。正三角形に近い三角形で、その中を天の川が縦断しています。

 

冬のダイヤモンドとは、おおいぬ座のシリウス・オリオン座のリゲル・おうし座のアルデバラン・ぎょしゃ座のカペラ・ふたご座のポルックス・こいぬ座のプロキオンの6つの1等星を結んでできる六角形のことをいいます。

また、ふたご座の2等星カストルを含む場合もあります。

 

オリオン座のペテルギウスは、この六角形の中に入っているので、六角形の1辺は冬の大三角となります。

1等星が多いこの付近はとても明るく、目立つ星がたくさんあるので見ていて飽きないでしょう。

 

・冬の北に見える星座

 

秋にも見えていた、カシオペア座、ケフェウス座、おおぐま座、こぐま座、きりん座、りゅう座は見ることができそうです。

東に見えていたぎょしゃ座が、北の空高くに見えるようになります。

 

ぎょしゃ座は冬の6角形に入っている星ですよね。仔やぎを抱いて馬車を操る王の姿をした五角形星座で、M36、M37、M38散開星団を見ることもできます。

ぎょしゃ座にも神話があります。

 

アテネ第三代王エリクトニウスは、聡明で人々から慕われていました。

しかし、生まれつき足が不自由だったので歩くことさえできなかったのですが、馬に体を縛り付けて戦闘に参加していたのです。

エリクトニウスは、知識や発明の才能も持っていました。そして車椅子のようなものを作り出し、生活・戦場に自由操り兵士たちを驚かせました。

 

その英知と勇気をたたえて、星座になったといわれています。

また、カペラはラテン語で『牝の仔やぎ』を意味しています。カペラがある部分に、仔やぎがいるのです。

 

・冬の南に見える星座

 

南の空には明るい星がたくさんあります。冬の大三角や冬のダイヤモンドが南の空にあるからです。

そのため星座も多く、オリオン座、おおいぬ座、こいぬ座、おうし座、うさぎ座、はと座、ちょうこくぐ座、エリダヌス座、ろ座、いっかくじゅう座、らしんばん座、とも座、です。

おうし座は黄道十二星座ですね。

 

この中で、あまり聞きなれない星座がありますよね。

エリダヌス座です。星座には珍しく、川の名前がついた星座なのです。

オリオン座の足下にある1等星のリゲルあたりから、大きく左右に蛇行しながら流れて地平線に消えていきます。

星座の中では、6番目に大きな星座です。

 

ギリシャ神話は、太陽の神アポロンの息子・パエトンの話です。

アポロンは、毎日四頭立ての馬車に乗って東の空から西の空へ駆けていきます。

パエトンは父アポロンに憧れていました。

 

パエトンは、自分にもやらせてほしいと頼みますが、アポロンは断ります。パエトンにはまだ早いからです。

それでも懇願するパエトンにアポロンは折れ、やらせてみることに。しかし、馬車は暴れパエトンは馬車と一緒に北イタリアを流れるエリダヌス川に落ちてしまいました。

パエトンはエリダヌス川と共に天に昇っていったといわれています。

 

・冬の東に見える星座

 

東の空には、うみへび座、ろくぶんぎ座、こじし座、しし座、かに座、ふたご座、やまねこ座が見えます。

しし座、かに座、ふたご座は黄道十二星座ですね。

このあたりは、春に見える星座が少しずつ見えるようになっています。

 

東の空には新しい星座がいくつかあります。新しい星座には、神話はありません。

そこで、ここでは新しい星座をご紹介します。

 

まずはやまねこ座。こちらは、スマートな山猫の姿をしています。しかし、星の並びから山猫を想像するのは難しい星座です。

星座の設定者へべリウスですらも、見つけるのは難しいと言っています。

そしてこじし座。こちらも設定者はへべリウスで、小さな獅子の姿をした星座ですが、星が淡いこともあり星並びから想像するのは困難です。

 

しかし、星の綺麗な場所であればどちらも見つけることはできるでしょう。

空気も澄んでいますので、新しい星座を探してみるのもいいですね。

 

・冬の西に見える星座

 

西の空には、ぺガスス座、アンドロメダ座、ペルセウス座、さんかく座、くじら座、うお座、おひつじ座、おうし座がいます。

うお座、おひつじ座、おうし座は黄道十二星座ですね。

 

このあたりの星座は、秋の星座ですがまだ見えています。

その中でも、さんかく座はとても古くからある星座です。3等星と4等星が細長い三角形を表していて、周辺に明るい星座がないので、見つけやすい星座です。

M33(さんかく座銀河)は渦を巻いた銀河として知られています。M31(アンドロメダ銀河)ととても近く、夜空の透明度を調べるために見られることも。

 

さんかく座は、紀元前1200年頃にはつくられていた古い星座ですが神話はありません。

星並びがギリシャ文字のΔ(デルタ)に似ているので、古代ギリシャではデルトートンや、トリゴノンと呼ばれていたといわれています。




いかがでしたか?

冬は星座がとても綺麗に見えます。まだ秋の星座も残っていますので、両方楽しめますね!

風邪をひかないよう温かい服装をして、星空観察をしてみましょう。

星が瞬いてとても綺麗な光景です。

秋に見える星座をみつけよう!

夏も終わりに近づき、秋がやってきますね!夏の夜はよく外に出ていた方も、秋になってくると家の

中にこもりがち。そんな時は、星空をみましょう。

この季節にしか見えない星座もあります。寒い冬の前に眺めてみてはいかがでしょう?

 

※9月午前0時頃、10月22時頃、11月20時頃、12月18時頃に見える星座です。

 

・秋の大四辺形はどのあたり?

 

季節のシンボルともいえる星の並びがありますね。秋は大四辺形です。

南の空高くに、ぺガスス座とアンドロメダ座があります。

ぺガスス座にある、シェアト・マルカブ・アルゲニブとアンドロメダ座のアルフェラッツの4つの星を結んでできる秋の大四辺形。

 

見つけ方としては、秋を代表する星座カシオペア座です。

カシオペア座はアルファベットの「W」のような星並びなので、北の空高くを見ているとみつけることができます。

「W」の「\」と「/」を取り、真ん中にある「V」を逆さにした部分は、星座のコンパスになっています。

右方向は秋の星座が、左方向には冬の星座が集まっているのです。

 

秋の大四辺形は、そのコンパスの右側から南の方へ視線を向けていくと、4つの星でつくる四角形があります。

それが秋の大四辺形です。

 

アンドロメダ座には、M31大星雲があります。

 

秋はとても暗い星座が多く、見つけることが難しいものもありますので月あかりがあまりない日に見てみるといいでしょう。

 

・秋の北に見える星座

 

夏にも見えていた、おおぐま座、こぐま座、きりん座、りゅう座はみることができそうです。

北の空高くによく見えるようになってきたカシオペア座は、とても有名な星座ですね。

隣にはケフェウス座があり、カシオペア座よりもっと高い位置にアンドロメダ座も。

カシオペア座は、星座を探すうえで、目印になるとても見つけやすい星座です。

ギリシャ神話もご紹介します。ケフェウス座・アンドロメダ座・ペルセウス座とも深い関係があるのです。

 

アルファベットの「W」の形をしたカシオペア座。

椅子に座る古代エチオピア王妃カシオペアの姿です。ケフェウスは国王であり、この2人の間に生まれた娘が王女アンドロメダです。

 

カシオペアは、娘のアンドロメダを美の神よりも美しいと自慢していました。

それを聞いた神々は、人間が思い上がっていると怒り、王女アンドロメダを海の怪物ティアマト(後のくじら座)の生贄として差し出すよういいます。

 

そこへ、冒険の途中のペルセウスによって、アンドロメダは助かります。

2人は見事結ばれるのですが、どのようにしてこの結末になったかは、東の空に見えるペルセウス座の神話でご紹介します。

 

カシオペア座は、罰として椅子に縛り付けられたまま星座になりました。

地平線に沈むことはなく、北極星の周りを回り続けています。

 

・秋の南に見える星座

 

南の空には、つる座、ちょうこくしつ座、けんびきょう座、くじら座、みなみのうお座、黄道十二星座のやぎ座、みずがめ座、うお座も見えます。

南の空高くには、ペガスス座も。南の空で、一番輝く星がみなみのうお座にある1等星フォーマルハウトです。

秋の星では、1等星はこのフォーマルハウトのみです。

 

みなみのうお座にもギリシャ神話があります。

みずがめ座のガニメデが、大神ゼウスに連れ去られる際、持っていた水瓶からでた魚がなったという説のほか、うお座の神話に出てくる美の女神アフロディーテという説。

はたまた、美の女神アフロディーテは自分を尊敬してくれない豊穣の女神デルセトを懲らしめたいと思い、人間を好きになる魔法をかけてしまいました。

デルセトは人間と恋に落ち、結婚して子供を授かりますが魔法が解けてしまいます。

アフロディーテに操られていたことを知ったデルセトは、自分の行動を恥じ夫を殺し、子供も捨てます。

その後、自分も湖に飛び込み魚になったという話もあります。

 

ちなみに、くじら座はアンドロメダが生贄となった怪物ティアマトが星座になったといわれています。

 

・秋の東に見える星座

 

東の空には、オリオン座、エリダヌス座、ペルセウス座、ぎょしゃ座、さんかく座、黄道十二星座のおひつじ座、おうし座、ふたご座がいます。

東の空は星座が多く、1等星の星が複数ありますので、明るく光っているでしょう。

 

ここではペルセウス座についての神話をお話します。アンドロメダ座と繋がりがあります。

 

アンドロメダが、怪物ティアマトの生贄として捧げられていた同じ時に、アルゴス国の王妃ダナエと大神ゼウスの間に生まれたペルセウスが冒険をしていました。

ペルセウスは人並み外れた勇気と力を持っていました。

顔を見たものは皆石になってしまうメデューサ退治をしたペルセウスは、メデューサの血からできたぺガススに乗って故郷へ帰る途中、生贄にされそうなアンドロメダに出会いました。

そして怪物ティアマトを倒してアンドロメダを助けたのです。

 

その後、アンドロメダと結ばれアルゴス国の王として活躍したといわれています。

 

・秋の西に見える星座

 

西の空には、こうま座、とかげ座、夏に引き続き、や座、こぎつね座、いるか座、ヘラクレス座、わし座、こと座、はくちょう座もまだみることができます。

 

中でも、こうま座はぺガスス座の鼻先にあり、小さな馬の頭の形をした星座です。

88星座の中でも、とても小さくみなみじゅうじ座の次に小さな星座となっています。

 

こうま座にも神話がいくつかあります。

 

ぺガスス(ペガスス座)の弟にあたるケレリスという馬で、伝令の神ヘルメスが馬術に名手・英雄であるカストル(ふたご座)に与えた馬であるといわれています。

 

また、ケイロン(いて座)の娘、ピッペだともいわれいます。

ピッペはアイオロスの子を妊娠してしまします。

妊娠のことをケイロンに知られたくなかったピッペは、山に隠れましたが、ケイロンが探しに来たので自分を馬に変えてほしいと神々に祈りました。

女神アルテミスが願いを聞き、ケイロンに見つからないように馬になったピッペの頭部だけが星座になったともいわれています。



いかがでしたか?

秋の星座は、やはりカシオペア・アンドロメダ・ケフェウス・ペルセウスの話がとても大きい

ですね!この星座の周りには、神話に出てくる出演者が数多くいます。

神話と織り交ぜて見てみるとさらに面白いですね☆

夏に見える星座をみつけよう!

夏は夜空を見上げるにはとてもいい季節です。昼間の暑さもなく、涼しくなってくるので長い時間見ていることもできます。

花火のあとに、ゆっくり星空を見上げてみては?

 

※5月午前2時前後、6月午前0時頃、7月22時頃、8月20時頃に見える星座です。

 

・花火のあとに!夏の大三角と七夕伝説

 

夏の夜は花火の季節ですね!夜、外にでることも多い夏は、星空を見上げてみてください。

南北にかけて、少し東にカーブをしている天の川をみることができます。うっすら白く輝いている川の中に、明るい星が5つ十字架の形に並んでいます。

これがはくちょう座、夏の星座の代表といっても過言ではありません。

明るい1等星のデネブがあり、分かりやすい形なので、夏の星座を探すときは、はくちょう座から始めるといいでしょう。

 

はくちょう座から南に目を向けると、天の川を挟んで明るい1等星が2つ、わし座のアルタイルとこと座のベガが見えます。デネブ・アルタイル・ベガを繋げると、夏の大三角になるのです。

 

1年に1度、7月7日に天の川をはさんで愛し合う二人が会える七夕の夜、その主人公「ひこ星」と「おりひめ星」は、「アルタイル」と「ベガ」といわれています。

 

梅雨が明けた夏は、晴れた日が続くので星空を見上げるチャンスです!

 

・夏の北に見える星座

 

春に引き続き、おおぐま座、こぐま座、きりん座、りゅう座、カシオペア座は見ることができます。

中でも春より、よく見えるりゅう座。伝説の動物「竜」を表した星座で、小さな四角形に並んだ星が竜の頭にあたる部分で、長い胴体を大きく折り曲げています。

北極星のまわりを回っている星座で、尻尾はこぐま座とおおぐま座の間に伸ばしています。

 

りゅう座にも、ギリシャ神話があります。

ギリシャ神話によく登場する英雄ヘラクレス、黄金のりんごを取ってくるという冒険があります。

りんごは、世界の西の果てであるヘスペリデスにありました。大神ゼウスと女神ヘラの結婚祝いに大地の女神、ガイアが贈ったもの。

黄金のりんごの木を守っていたのが、この竜です。竜は眠らずにしっかりと木を守っていたので、疲れてうっかり居眠りをしてしまいました。

その間にりんごは取られてしまったのですが、竜は長い間黄金のりんごの木を守っていたことが認められて、星座になったといわれています。

 

・夏の南に見える星座

南には、さそり座、おおかみ座、みなみのかんむり座、いて座、たて座、へびつかい座、

空高くにはヘラクレス座もあります。春の東に見えていたてんびん座やへび座も。さそり座、いて座、てんびん座は黄道十二星座ですね。

たくさんの星座の中でも、南の空に大きく存在しているのがへびつかい座です。

 

へびつかい座は、へびに絡みつかれている医術の神アスクレピオスを表した星座です。

さそり座の上に大きな将棋の駒ような形をしている、へびつかい座にはギリシャ神話があります。

 

音楽の神、アポロンと人間の間に生まれたアスクレピオス。医者としてたくさんの人々を怪我や病気から救ってきました。アスクレピオスはさらに医術を極め、不老不死の研究をするように。

ついには、死者を生き返らせることができるようになったのです。

しかし、死者の国を司る神たちは怒り、アスクレピオスは星座にされました。蛇は医術の象徴、そしてアスクレピオスの使いだったといわれています。

 

・夏の東に見える星座

 

東には、夏の大三角があるので、はくちょう座、わし座、こと座。ほかにはみずがめ座、やぎ座、ぺガスス座、こぎつね座、いるか座、こうま座が見えます。

みずがめ座、やぎ座は黄道十二星座です。

天の川も東寄りのため、夏は東に星座が集中して星座が見えるのです。

 

東に見える星座の中で、こと座について「オルフェウスのたて琴」として悲しいギリシャ神話があります。

音楽の神アポロンの子であるオルフェウスは琴の名手。とても美しい妻のエウリディケと暮らしていましたが、エウリディケは草むらにいた毒蛇に噛まれて死んでしまいました。

オルフェウスは悲しみ、妻のあとを追って死の国へ。妻を帰してほしいと琴を奏でたところ、その美しい音に心打たれた冥界の神ハデスは、地上に出るまで振り返らないことを条件にエウリディケを帰しました。

あと少しで地上に出るとき、オルフェウスは嬉しくなり思わず振り向いてしまったのです。再び死の国に引き戻されたエウリディケ。

オルフェウスが悲しみと共に死を迎えたとき、大神ゼウスは哀れみ天の星座、こと座にしました。

 

・夏の西に見える星座

 

西には、しし座、おとめ座、うしかい座、かみのけ座、りょうけん座、かんむり座が見えます。

夏の西は、比較的星座が少ないようです。しし座は黄道十二星座ですね。

 

かんむり座についてのギリシャ神話をご紹介します。かんむり座はうしかい座とヘルクレス座に挟まれた半円型で、王冠を表しています。小さな星ではありますが、とても見つけやすいです。

 

酒神ディオニュソスが妻のアリアドネい贈った冠だといわれています。

それは、怪物ミノタウルスの話と関わりがあるようです。

怪物ミノタウルスを倒すために来た、テセウスという青年と出会ったアリアドネは、一目で恋に落ちました。地下での戦いに勝ったテセウスですが、無事地上に戻れたのはアリアドネの手助けによるものでした。テセウスは自分の国にアリアドネを連れて帰る途中、「アリアドネを連れて帰ると不幸になる」という神託を受け、アリアドネは知らぬうちに置き去りされました。

悲しみの中にいたアリアドネの前に、酒神ディオニュソスが現れました。美しいアリアドネにディオニュソスは結婚を申し込んだ際に、贈った冠がかんむり座になったといわれています。

 

 

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いかがでしたか?

夏は花火大会やお祭りがあるので、夜外にでることも増えますよね。

この時期にしか見えない星座もありますので、ゆっくり星空を眺めてみてはいかがでしょう。

神話を知ると、さらに星座探しが楽しくなりますよ。

春に見える星座をみつけよう!

最近星空は見ていますか?季節によって見える星座も方角も違います。春に見える星座

は主に3月〜5月。どの方角にどの星座が見えるのか、ご紹介します。

 

※3月の午前0時頃、4月の午後10時頃、5月の午後8時頃に見える星座です。

・どこに見える?春の大曲線・大三角

 

星空を見て、星座がわかったらいいなと思うときがありますよね。

星座を探すうえで、目印になるものがあります。

春の大曲線と大三角、これをみつけるとまわりの星座が分かってきます。

 

まずは大曲線です。

北の空高いところに、スプーンのような形がみえます。これが北斗七星です。

北斗七星は、おおぐま座の尻尾を表しています。スプーンの柄にあたる星が3つあり、そこから

カーブを描いていくとまわりの星に比べてとても明るい星があります。

うしかい座のアルクトゥルスです。カーブをさらに伸ばしていくと、明るい星がもう一つ現れます。

おとめ座のスピカです。

 

春の大曲線とは、北斗七星・アルクトゥルス・スピカをつなぐ大きなカーブのことをいいます。

春に見える星座のガイドとしても役立っている春の大曲線。では大三角はどこでしょう。

うしかい座のアルクトゥルスとおとめ座のスピカ、この星と三角形になる星があります。

しし座のデネボラです。三つの星を繋げてできた大きな三角形を「春の大三角」といいます。

 

・春の北に見える星座

北には北斗七星、おおぐま座があります。季節や時間、北極星をみつけるために基準となる

星座です。そのため、古くから大切にされてきた星座なのです。

おおぐま座の近くに小さなスプーンの形をしたこぐま座もあります。こぐま座の尻尾の先は

北極星となっています。

天の北極に一番近く、日本で一年中見ることができる星座です。

 

おおぐま座とこぐま座には、少し悲しいギリシャ神話があります。月と狩りの女神「アルテミス」に

仕えていた美しい女性「カリスト」、大神ゼウスに気に入られ子供を身ごもります。それを知った

アルテミスはカリストを追放、その後息子「アルカス」を産みます。

ゼウスの妻「ヘーラー」はカリストを妬み、美しい姿から醜い熊に変え森の中で暮らすことに。

ある日、成人したアルカスが森にやってきて、熊になったカリストと出会いますが、気づかない

アルカスは弓を引こうとしました。これを見ていたゼウスは哀れんで2人を天に上げ、

カリストはおおぐま座、アルカスはこぐま座として星座にしたとされています。

 

春の北の空には、カシオペア座も見ることができます。北極星を挟んだ反対側に見ることができ、

Wの形になっているので、とても見つけやすいです。

ほかには、はくちょう座、きりん座、りゅう座もあります。

 

・春の南に見える星座

 

南にはおとめ座、しし座、ケンタウルス座、ろくぶんぎ座、コップ座、からす座などが見えます。

おとめ座、しし座は黄道十二星座ですね。

南の空高くには、かみのけ座があります。かみのけ座は明るい星たちを繋げて作る星座では

なく、複数の星が集まったところを髪の束として見立てたとても珍しい星座。

渦巻き銀河として有名なNGC4565など多くの銀河が集まった、かみのけ座銀河団があることでも

有名です。

 

ギリシャ神話も存在します。

紀元前2世紀に実在した古代エジプトのベレニケ王妃の髪の毛にちなんでいます。

ベレニケ王妃は、夫プトレマイオス3世が戦場に出陣した際、無事に戻ったなら自分の美しい髪を

愛と美の女神アフロディーテに捧げると、神殿に供えました。

プトレマイオスは戦いに勝利し、戻ってくると神殿に供えた髪が空に上げられ星座として

輝いたといわれています。

 

1602年にティコ・ブラーエによって、正式に星座に加えられました。

 

全国各地で見ることは可能ですが、星々がとても暗いので肉眼では見えにくいでしょう。

 

・春の東に見える星座

 

東にはへびつかい座、へび座、うしかい座、りょうけん座、かんむり座、てんびん座、さそり座など

が見えます。てんびん座、さそり座は黄道十二星座ですね。

大曲線や大三角で登場した、うしかい座。2匹の猟犬を従えてこぶしを振りかざした姿の星座です。

ギリシャ神話は、天空を両腕で支える巨人アトラスだといわれていますが、実際は正体不明。

うしかい座には1等星アルクトゥルスがあります。アルクトゥルスとは「熊を追うもの」という

意味。おおぐま座のうしろをついてまわっているので、まさしく!ですね。

 

ちなみに、従えている2匹の猟犬は北側の犬をアステリオン、南側の犬をカーラといい、おおぐま座

を追っているように見えるといわれます。

新しい星座なので神話はありませんが、うしかい座に従っておおぐま座を追いかけているという

従順なところが犬の性質ですね。

 

・春の西に見える星座

 

西にはオリオン座、こいぬ座、いっかくじゅう座、かに座、ふたご座、こじし座、うみへび座、

ぎょしゃ座が見えます。かに座、ふたご座は黄道十二星座です。

オリオン座は有名ですね。基本的には冬を代表する星座といわれていますが、春も少しみえます。

 

この中で、うみへび座についてのギリシャ神話があります。

神話の中では、九つの首を持つ大きな水蛇で、ギリシア・アルゴス地方にあるレルネの沼に住む

怪物、ヒュドラとされています。

ミュケナイ王エウリュステウスから、ヒュドラを退治するよう言われたヘラクレス。

 

ヒュドラは頭を切り落としても新しい角が生えてくる怪物、ヘラクレスは苦難を強いられます。

考えたヘラクレスは、頭を切り落とした直後に松明で焼くことでヒュドラを退治します。

 

このヒュドラが天に上げられ、うみへび座になったといわれています。

 

春に見える星座、いかがでしたか?

冬に比べ、少しずつ温かくなってくるので、外に出て星座を探しやすくなりますね。

星座早見表を使って見るとよくわかるでしょう。

あまり有名でない星座もたくさんありますので、探してみてはいかがでしょう。