黄道十二星座(こうどうじゅうにせいざ)は、みなさんがよく目にしている星座占いの星座です。
ここでは、いて座についてお話します。
いつ、どこに見えるのかはもちろん、ギリシャ神話も知ってみるととてもおもしろいです。
性格や恋愛観もチェック!
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・いて座って?
黄道十二星座とは、地球からみた太陽の方向を天球に印し、1年間分繋いでできる天球上の円を黄道と呼びます。天球上の太陽の通り道です。
黄道上には、みなさんがよくご存知の12の星座が並んでいます。
これを黄道十二星座といいます。
(実際は、へびつかい座も一部黄道にかかっていますが、黄道十二星座には含まれません。)
ちなみに、星座占いで使われる星座は、「黄道十二宮」(こうどうじゅうにきゅう)と呼ばれています。
いて座は「人馬宮(じんばきゅう)」。
いて座は、上半身が人間、下半身が馬であるケンタウルス族が弓を引く姿を表しています。
学名はSagittarius(サジタリアス)、略称Sgr、上半身に6つの明るい星がひしゃくの形をしている南斗六星を持っている星座です。
いて座の中で最も明るい星は、2等星のカウス・アウストラリスで弓の下あたりにあります。
さそり座とは違い、1等星がないので都会では見つけづらい星座です。
下半身はさらに暗い星のため、姿を見ることは難しいでしょう。
いて座の領域には、天の川銀河の中心があります。
設定者はプトレマイオス、英語名はトレミー。
聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
天文学や占星学、光学、数学、地理学など幅広い分野で活躍した古代ローマの学者です。
・いて座の見える季節と方角
いて座生まれの方は秋から冬にかけてですが、主に空に見える季節は、夏です。
それは何故かというと、生れた日の星座は、太陽の近くにいます。
昼の太陽と一緒に星座も移動しますので、夜空にはいないのです。
そのため、夜空に見えるのは生まれた日の3〜4カ月前となります。
いて座がよく見える時期は、7月の午前0時頃、8月の22時頃、9月の20時頃で、南の低い位置にいます。
いて座には、銀河の中心のほか、冬至の日に太陽がある冬至点があるので、冬の太陽の高さまでしか昇ってくることができません。
さそり座から東へ見ていくと、天の川が濃くなっているところに、いて座の弓矢があります。
弓矢の部分には南斗六星があるのですが、西洋ではこれをミルクディッパー(ミルク匙)といいます。
天の川をミルキーウェイ(ミルクの道)と呼んでいることから、ミルクをすくうスプーンとして見立てたのだといわれています。
さそり座の一番明るい星、アンタレスから東の方を見ていくと、いて座が見つけやすいですね。
・*ギリシャ神話*いて座になるまで
ケンタウルス族の一人である、ケイロンについてのお話です。
父は大神ゼウスの父でもある、時の神クロノス。クロノスが馬の姿で母であるニンフ(女性の姿をした精霊)のフィリアに会いに行ったことでケイロンは上半身が人間、下半身が馬の姿で生まれました。
ケイロンは、戦闘・薬剤・医術・音楽どれも知識・技術が優れていました。
その知識や技術を、惜しむことなくたくさんの人達に教えていきました。
その中には後に英雄となったヘラクレスや、へびつかい座である医術の神アスクレピオスなどがいました。
ある日のこと、ヘラクレスが戦いに勝ち、祝い酒に酔っていると2匹のケンタウルスがヘラクレスの酒を奪おうとしました。
酒に酔っているヘラクレスとはいえ、強さは尋常ではなく逆に2匹のケンタウルスを追い詰めることに。
2匹のケンタウルスは、ケイロンの住処に逃げ込みます。
ヘラクレスは、ヒュドラの毒が塗られている矢を放つと、その1本がかつての恩師ケイロンの膝に。
その毒は猛毒のため、かなりの苦痛を強いられます。しかし、ケイロンはクロノスの子。不死身の体だったので、死ぬことができません。
ケイロンはその苦痛に耐えきれなくなり、ゼウスに不死の身ではなくなるようにお願いしました。それにより、ケイロンは命を絶つことになったのです。
ゼウスはケイロンの死を嘆きました。そして功績をたたえ、ケイロンを星座にしたといわれています。
また、ケイロンの不死身の体は、巨神族のプロメテウスに譲ったともいわれています。
・性格チェック!いて座編
生れた月によって、星座が決まっているのはご存知ですね。
星座によって、性格や恋愛観も違うのです。
いて座をチェックしてみましょう。
いて座は、11月22〜12月21日に生まれた方が対象です。
◎基本の性格
エネルギッシュで思い立ったら行動派です。
考えるよりも行動・発言をするのでせっかちと思われます。
過去のことは引きずらず、好奇心が強くて前向き。
新しいことを勉強したり、体を動かすことや本を読むことも好きです。
社交的ですが、協調性に欠けます。
人の話を聞くのが苦手、自分が次に何を言うか決めています。
自分が折れることはなく、感情的になって相手を傷つけることも。
◎恋愛
感覚で始まる恋愛。
好きになったら即行動、付き合ってから相手を知っていくので、カップルになったら冷めてしまうことも。
冷めやすく飽きっぽいので、すぐ振ったりするため破局も早いです。
マンネリ化を好まず、未知で面白いことが好き。
サプライズを仕掛けることも好きです。
相手の気持ちを考えず行動することもあります。回りくどいことが嫌いです。
◎仕事
新しいことを学ぶのが好きで、適応力もあるのでどんな仕事でも要領よくこなします。
社交性があるので、デスクに向かう仕事より、人と接する仕事の方がやりがいがあるかも。
ただ、協調性がないので人間関係では苦労しそうです。
自己主張できない職場には向きません。
自分のアイディアや意見を通せる環境が◎。
頑張りすぎるところがあるので、体調管理には十分注意しましょう。
いかがでしたか?
いて座の方も、知らなかったことがあったのではないでしょうか?
性格や恋愛観も当てはまっていましたか?
神話も知ると、おもしろい発見があります。
友人や家族の星座を見るのも、新しい発見があって楽しいかもしれませんね!