神秘的で不思議な天体ショー。今までたくさんの天体ショーがありましたよね。
不思議な天体ショーは見られるチャンスも少ないので見ておきたいと思うものです。
2020年はどんな天体ショーを見ることができるのでしょう?
スケジュールを調べてみました♪
Contents(気になる見出しをクリック)
・1月、2月は小さな天体ショーがたくさん!
*1月*
2020年最初の天体ショーは、4日と5日にあるしぶんぎ座流星群です。日本では4日の17時頃で地平線付近のため実際よく見えるかは不安なところ。
11日には半影月食があります。月が地球の半影に入り、うっすら暗くなる現象です。薄い影に入るので月食が起きていることは肉眼では見ることが難しいですが、これも天体ショーのひとつですね。
18日、19日にはさそり座のアンタレスが火星に近づき21日には月と火星が接近します。
*2月*
10日に水星の東方最大離角があります。普段水星は太陽に近いため見ることが難しいのですが、最大離角のときに見ることができる可能性が高まります。
19日に月と火星が並び、20日に月と木星が近づきます。さらに21日には月と土星が並び、27日に月と金星が近づくので2月は月と惑星が並んだり接近したりする天体ショーが多くありますね。
1月、2月は小さな天体ショーがいくつもあり、楽しませてくれそうです!
・3月、4月、5月は大接近が多数!!
*3月*
5日に火星と木星と土星が並び、18日、19日に月と火星・木星・土星が近づきます。
さらに20日、21日に火星と木星がものすごく近くなりますので、面白い星空が見られるでしょう。
24日は水星が西方最大離角になります。明け方、5時頃日の出前に東の空に見ることができるのですが、日の出が5時39分なので時間が短い!双眼鏡は必須ですね。翌25日は金星が東方最大離角に。
*4月*
4日金星がすばるに近づきます。すばるとは、プレアデス星団のこと。近づくというより端っこをかすめるほど大接近!!
*5月*
22日に水星と金星が近づくのでとても見つけやすくなります。夕方、西北西の空を見てみましょう。水星はとても低い位置にいます。明るい金星が接近することにより見つけやすくなるので、低い位置にある明るい金星を見つければきっと水星も見つかるはずです♪
3月、4月、5月は接近祭り。近づく惑星たちを見てみましょう!
・6月、7月、8月はイベントを楽しむべし!
*6月*
21日に部分日食があります。なんと沖縄では三日月型の太陽が見られる?!三日月の形をした太陽が見られるなんて、すごいことですよね。台湾では金環日食を見ることができますが、日本でも部分日食は見られそう。南にいくほど欠けている太陽が見られるので、旅行の日程など組むといいかもしれません。この日は晴れてほしいですね♪
*7月*
6日、7日に月が木星と土星に近づく!
そして10日には金星が最大光度に。明るさがMAXになるのでとてもよく見え、昼間でも見つけることができます。夜しか見えない惑星が昼間も見つけることができるなんて、驚きですよね。
*8月*
知っていましたか?スター・ウィーク。1日から7日まで、星空をたくさんの方に楽しんでほしいという期間です。
11日から13日までペルセウス座流星群が見られます。21時以降、夜空を見てみましょう。
25日は伝統的七夕があります。一般的には七夕は7月7日ですが、伝統的七夕は別の日にあり2020年は8月25日となっています。(毎年変わります。)夜空には織姫のベガと彦星のアルタイル、天の川も見ることができますよ♪
この時期は東京オリンピック・パラリンピックが開催されますので、イベントが溢れています。空でもイベントがあるので、どちらも楽しみですね!
・9月、10月は小休止!
*9月*
天体ショーは小休止の時期です。主だって大きな天体ショーが起きることはありませんが、惑星は変化していますよ♪
火星は10日以降逆行をするので、止まったように見える不思議な現象が起こります。
さらに13日以降は木星も逆行をするので、同じく止まったように見えるのです。
そして、29日以降は土星が逆行を始めます。三つの星が止まったように見える時期が9月にあるのです。
*10月*
6日に火星が地球に接近!以前大接近したのは2年前でした。詳しく知りたい方は「2018年夏、火星大接近!!」をご覧ください。今回はそこまで大接近はしませんが、とても近くに感じることができるはずです。肉眼でよく見えますので、21時頃に東南東の空を見て見ましょう。
9月、10月は天体ショーが軽いお休みに入るような感じですね。10月の火星接近は見ておきましょう!
・11月、12月は長期間の天体ショー!
*11月*
11日に水星が西方最大離角になります。東の空にあり、位置はとても低いです。ただ、日の出30分前には少し上がってくるので見やすくなるでしょう。この時間がねらい目です!
12日にはおうし座北流星群が北群で極大になります。実は5日に南流星群が極大になるので長期間、流星をみることができます。この時期になったら21時以降空を見上げてみましょう。明るい火球の流星を見ることができるはずです。「小惑星とは違う天体「彗星」の不思議」でもお伝えしたとおり、流星は彗星の塵によって起きることがあります。このおうし座北流星群はエンケ彗星から起きているようです。繋がりが分かると、天体ショーは面白さを増しますよね♪
*12月*
21日から22日に木星と土星が近づきます。これはなんと20年ぶり!2000年の5月19日に接近してから久しぶりの接近なのです。さらに今回は大接近する予定。実は13日から30日まで近づいた状態をみることができてしまうのです。その中でも21日と22日は最も近づくので必見!この期間は空を見ないと損ですよ♪
11月、12月は長い期間天体ショーが起きるものが多いので、晴れている日に温かい服装で星空観察をしてみましょう。
2020年の天体ショーのスケジュールを見てみました。
色々な天体ショーが見られそうで楽しみですね!夜の空を見る時間は癒しの時間。自分を大切に素敵な時間を過ごしてくださいね♪