地球に似た四季のある赤い惑星「火星」

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火星が赤いのはご存知ですね!

この赤い惑星には、驚きの事実が隠されていました。

もしかすると生物がいるのかも…?みていきましょう!

 

・火星ってどんな惑星?

 

まずは火星の基本情報をみてみましょう。

 

太陽からの距離は平均2億2794万km、大きさは赤道半径3396kmです。

質量は、地球に対して0.1074倍となります。

 

火星は地球のひとつ外側を公転している惑星ですね。

地球の約半分の直径、10分の1の質量。

火星も地球と同じように、自転軸が25度ほど傾いています

そのため、四季の変化が見られるのです。

このあたりは地球に似ていますね。

 

火星は火の字を使うので赤いというイメージがありますよね。

地球から見ると、イメージ通り火星は赤く見えます。でもそれは火の赤ではありませんよ!

酸化鉄(赤さび)を多く含む岩石が表面を覆っているからなのです。

 

そして、その表面はクレーターや渓谷、火山、水が流れた形跡も。

火星全体を覆ってしまうほどの砂嵐だって起きるのです!

 

火星には2つの衛星(フォボス・ダイモス)があります。

どちらも1877年に発見され、ギリシャ神話の神々の名がつけられました。

 

・山や谷が太陽系最大級

さきほど火山があるとお話しましたが、太陽系最大級の火山であるオリンポス山が火星にあるのです。

数千年前頃まで活動していたと思われる火山。

高さは富士山の7倍27km、裾野は直径約600kmと巨大な火山なのです。

 

まだあります、太陽系最大級!

赤道付近のマリネリス渓谷は、全長約4000kmで深いところは10kmもあるのです。

 

ちなみに、驚くべきことがわかっています。

それは、以前は火星に大量の水があったことです。

 

なぜそんなことがわかったのかというと、水が流れて浸食したような跡があったから。

でも今は表面に水があることは確認されていません。

その水はどこへいってしまったのか・・・

 

しかし最近の火星表面の写真から、地下水が染み出て表面を流れたような跡を発見!

地下で氷結している水があることがほぼ確実になっています。

 

・薄い大気と冷たい内部!火星の1日とは

 

火星には薄い大気があります。

主成分は二酸化炭素、大気圧6〜9HPa(ヘクトパスカル)なのでとても薄いのです。

最初にお話した、砂嵐はこの大気のせい。

台風も竜巻も起きます!

冬には霜が発生、氷の塊も発見されました。

 

そしてこの大気から、メタンが観測されています。メタンは火山ガスです。

これは今でも火山活動が行われているか、もしくは生命反応が起きているか、という可能性があるのではといわれています。

火星人はいるのかも?しれませんね。夢が膨らみます。

 

でも、火星の内部はとても冷たい!液体核はなく、ケイ酸塩の地殻・その下のマントルは酸化鉄が豊富にあるので表面が赤く見えます。

核も鉄とニッケル合金、酸化鉄からできているといわれています。

 

火星の1日は地球とほとんど同じ24時間37分、1年は687日です。

2018年7月31日に起きた火星大接近。1年が地球の倍ほどあるので2年2カ月程度で地球と近くなる時期があります。

かといって近づくときがいつも同じ距離ではなく、いつも違うのですが2018年は非常に近くなりました。

次に大接近するのは2035年となっています。

 

・日本が打ち上げた「のぞみ」

1998年、日本初の惑星探査機「のぞみ」は火星探査機として打ち上げられました。

太陽パネルやプラズマ波動観測機など14種類の観測機を積んでの打ち上げです。

「のぞみ」の目的は、火星の大気と太陽風のそれぞれの働きによって起こる現象や及ぼす影響を調べたり、火星にある磁場を調べるものでした。

ほかにも、火星にある衛星フォボス・ダイモスを調べる役割も。

 

しかし、火星に行く途中にトラブルが発生!

軌道を変えて当初の予定より遅れてなんとかたどり着いたものの、制御エンジンが不具合+太陽風が直撃し回線がショート。

火星を周る軌道に入ることができず、今現在は目的がなく太陽を中心とした軌道を周り続けています。

 

頑張った分、少し悲しいですね。

 

・火星をみつけよう!

2018年の今年は、火星大接近の年でした。一番近付いたのは7月31日ですが、その後も確認することができます。

秋・冬は宵の南の空に赤く光る火星をみることができるでしょう。

 

ただ、一番接近していた時期よりどんどん暗くなっていきます。

木星よりも明るかった火星ですが、秋になると木星より暗くなります。

それでも土星よりは明るいので、まだ肉眼でみることは可能です。

 

気温も低くなってくる時期ですので、空気が澄んで暗くても見えるでしょう。

 

2018年10月15日には、火星と木星、土星が月と接近します。

これは日の入り後にみられる現象です。

木星と月は早めに沈んでしまうので、星々の共演をみるなら日の入り後すぐに観察しましょう。

 

さそり座の赤い星アンタレスも空で輝いていますので、とても華やかな空になります。

ぜひ空を見上げてみて下さい。



いかがでしたか?

2018年は火星が大接近したこともあり、火星の話はテレビでも観たという方も多いのでは?

知らないうちに星たちが天体ショーを行っています。

ときには夜空を見上げて、ゆっくりしてみてはいかがでしょう。