夏の夜は花火や夏祭りなど、イベントが盛りだくさん!夜、外へ出る方も多いこの時期に空を見てみませんか?
夏の空に光る代表的なものといえば、夏の大三角。
どの星座のなんという星なのか、ご存知の方も多い有名なものですが、星について知らないこともあるのでは?
夏の大三角について調べてみました♪
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・夏の夜空に見える大きな三角形
夏の空、大きな三角形を見ることができます。
星の名前は、デネブ・アルタイル・ベガ。この3つの星を繋げると三角形になります。
七夕の夜、1年に1度しか会えない織姫と彦星はベガとアルタイルのことです。
一番明るい星はベガなので、まずはベガを探してみましょう。
6月~7月あたりだと方向は東、8月~9月頃だと天頂のあたりに一番明るいベガが見えるはずです。ベガから右下にアルタイル、左下にデネブがあります。
ベガは頂点にある星なのですね。とても見つけやすい夏の大三角なので、夏の夜空を見上げてみましょう。
七夕の話を思い浮かべながら見てみるのもいいですね!
・はくちょう座のデネブ
はくちょう座は、空に羽ばたく大きな白鳥です。
北から南の方向へ飛んでいるような十字の形をしているので、北十字星としても認識されています。
ギリシャ神話は、ゼウスが白鳥の姿に変身した姿だったり、吟遊詩人や琴の名手であるオルペウスが亡くなった際、アポローンが天にあげはくちょう座になったとも言われています。
デネブがはくちょう座の中で一番明るい星、恒星です。
質量は太陽の15倍!しかも半径は108倍でとても大きく重い星なのです。さらには明るさが太陽の54400倍以上で、信じられないほどの明るさ!
アルタイルやベガと同じような明るさに見えるのは、地球からだいぶ遠くに離れているからなのです。
デネブとは、アラビア語でめんどりの尾。星の名前も星座とつながりがあるのですね。
・わし座のアルタイル
わし座もわしが空を羽ばたいている星座。神話は、ゼウスが気に入った美しい少年ガニメデスを連れ去るときに遣いに出した鷲だったり、ゼウスが使っている雷の矢を運んでいる鷲などさまざまなお話があります。
アルタイルもわし座の中で一番明るい星。アルタイルも恒星です。
質量は太陽の1.8倍、明るさは11倍!アルタイルも重くて明るい星なのですね。
それ以上に驚くことが!自転スピードがとても速く、約9時間で回ってしまうこと。
1日が9時間ということですね。自転スピードが速いわけですから、アルタイルの形は潰れた状態、崩壊しないか心配な部分がある星です。
アルタイルとは、アラビア語で飛翔する鷲。日本では彦星や牽牛星とも言われています。
七夕の彦星はアルタイルのことです。
・こと座のベガ
こと座は琴。神話は、デネブがあるはくちょう座になったオルペウスと関係があります。
オルペウスは琴の天才、妻を亡くして冥界へ連れ戻しに行きましたが結果自分の心の弱さに勝てず妻を連れ戻すことができなかったため自らみを投げてしまい、琴だけ川を流れていたのですが、ゼウスがオルペウスの琴を広い空に上げたと言われています。
いくつか説はありますが、とても悲しい星座なのです。
ベガも自転スピードが速く、12.5時間。崩壊しないか、こちらの星も心配な星のひとつ。
ベガとは、アラビア語で急降下するハゲワシ。アルタイルも鷲でしたね。
鳥が急降下して獲物を捕らえようとしているように見えることで名付けられたのです。
日本では織姫や織女星とも言われています。
七夕の織姫はベガのことですね。
・天の川はどこに?
夏の空といえば、七夕もあり天の川が有名ですよね。
では、天の川はどこに見えるのでしょう?
織姫と彦星の話を思い出すと、間には川が流れていたはずです。それが天の川ですね。
ベガとアルタイルの間に天の川があるということになります。
実際見るには、明るいところでは難しく月明かりがあっても見えにくいもの。
月明かりがなく、周りにも明かりのない場所、山の上の方などへ行くと見えてくるでしょう。
よく見える場所に行けば、息を飲むほど美しい星空と天の川が見えるはずです。
ギリシャ神話では、天の川は乳という意味のミルキーウェイとなっていたため、未だにミルキーウェイと言われています。
夏の夜空にある大三角と一緒に見ましょう♪
夏の空に見える大三角と天の川、旅行などで山のペンションに泊り空を眺めると素晴らしいほどの星空が広がっています。
一度そういった場所に行ってみると素敵な経験ができますよ♪